2020-03-11 第201回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
あと一点、宇宙について言いますならば、イトカワに行って傷だらけになりながらイトカワの物質を持ち帰った「はやぶさ1」、そして先日、リュウグウ、「はやぶさ1」の苦い経験も生かしながら、現時点では非常にうまくいっている「はやぶさ2」、こういう話というのは、子供たちも本当に夢があって興味を持てるプロジェクトだと思っているんですね。
あと一点、宇宙について言いますならば、イトカワに行って傷だらけになりながらイトカワの物質を持ち帰った「はやぶさ1」、そして先日、リュウグウ、「はやぶさ1」の苦い経験も生かしながら、現時点では非常にうまくいっている「はやぶさ2」、こういう話というのは、子供たちも本当に夢があって興味を持てるプロジェクトだと思っているんですね。
まず、二〇〇三年に打ち上げられました初代「はやぶさ」につきましては、岩石質の小惑星イトカワの探査を行いまして、世界で初めて月以外の天体からサンプルを地球へ持ち帰ることに成功し、小惑星の微粒子の分析による科学的成果の創出、あるいはサンプルリターン探査技術の実証にも貢献し、宇宙探査の可能性を大きく広げたと認識しております。
イトカワで採取した物質を格納したカプセルを放出した後、夜空に輝きながら「はやぶさ」本体が燃え尽きていくニュース映像、これは非常に印象的でありました。子供たちの理科離れが指摘されておりますけれども、こうした科学技術の成果は国民一般、とりわけ子供たちが科学に目を向けるきっかけともなり得るわけであり、金銭には換算できない非常に大きな効果があるものと考えます。 まず、林大臣にお伺いいたします。
○政府参考人(高田修三君) 宇宙基本計画におきまして、まさに先生御指摘のような「はやぶさ」による小惑星イトカワの探査など、国民に夢を与え、世界の科学技術に関する知的資産をこれまで産出してきましたが、このようなものとして、今の宇宙基本計画におきましては、宇宙科学・探査計画についても、「はやぶさ2」による探査などを始めとして推進していくことにしています。
私がその他と言っていることの大きな一つイメージを持っておりますのはやはり「はやぶさ」でありまして、イトカワに行って試料を持って帰ってきたというのは、これがいわゆる地球の、いわゆる月以外の衛星に行って取ってきた、人類が初めての快挙だったということで、これはアポロ十一号に勝るとも劣らない快挙だったんではないかと思いますが、今後の日本政府としての宇宙開発の概略、計画をお聞かせいただければと思います。
また、小惑星イトカワから持ち帰った微粒子が太陽系誕生の秘話を私たちに説いてくれるのではないかということも、宇宙への大きな夢を子供たちにも抱かせてくれたものだったと思っております。 そして、昨年九月十四日には、新型ロケット、イプシロン初号機の打ち上げに成功いたしました。
映画にもなりまして、日本の高い技術水準を世界に知らしめることができた、非常に満身創痍で帰ってきて、当初は帰ってくるかどうか分からないという中でイトカワという小惑星の探査結果を持ち帰ることができたという、非常に国民に対しても勇気と希望を与えることができたのが「はやぶさ」でございました。
イトカワという小惑星を探査に行って、本当に故障に故障を重ねながら何とか日本に帰ってくることができたこの「はやぶさ」の二号機が来年の夏に打ち上がる予定というふうに聞いております。
二〇一〇年の六月だったかと思いますけれども、大変話題になりました小惑星探査機の「はやぶさ」、こちらがイトカワからのサンプルリターンという大変大きな成果を上げました。
このイトカワからキャッチして戻ってくる。物すごい発想ですし、技術です。で、二年後に「はやぶさ2」というのを打ち上げようと思っている。この二年後を逃すと、軌道の関係で十年先まで飛ばないんです。 ところが、この予算がとんでもないんですよ。探査機の開発、製作で、それから打ち上げ、全部で二百九十億円ぐらい掛かるんです。ところが、去年と今年で三十億円ずつしか付けていないんですよ。
大臣はイトカワの模型を机の前に飾っていらっしゃるのを知っていますよ、この前お部屋行ったとき。悲しいですね。予算付かないんですよね。 野田総理、いかがですか。これ成功させましょうよ、「はやぶさ2」。
○山谷えり子君 今、小惑星イトカワから取ってきたカプセルが全国を回っておりまして、八十三万人の来場者がいる。もうみんな老若男女、特に若者は科学技術立国日本への思いをはせているわけですよ。ここでこの「はやぶさ2」のプロジェクトを殺してしまうということはあり得ないと思います。事業仕分で何で二番じゃ駄目なんですかと言ったそれと同じ発想なんです、皆さんは。国益を損なうことが平気なんです。鈍感なんです。
○山谷えり子君 「はやぶさ2」が目指す小惑星1999JU3というのは、イトカワより遠くて火星に近くて、水があったのではないかと思われている。ジャガイモに似た形で、イトカワはピーナッツみたいでしたけれども、ジャガイモに似た形で、九百メートルぐらいの小惑星だと言われています。有機物を含むので、宇宙空間から生命誕生の謎に迫れるかという、こういうすばらしいプロジェクトです。
先日、「はやぶさ」が持ち帰った微粒子が小惑星イトカワのものだったということが発表されました。約千五百個の微粒子だそうですが、小惑星の物質を世界で初めて持ち帰るという快挙を成し遂げました。この微粒子の大きさはわずか〇・〇一ミリ以下だというふうにお伺いしております。まさにこの〇・〇一ミリの中に国民の、そして人類の大きな夢が詰まっていると思います。
話は変わりますけれども、「はやぶさ」が二〇〇三年に打ち上げられて、二年後の二〇〇五年にイトカワという小惑星に着陸をして、このイトカワまでは総飛行距離が六十億キロ、月までが三十八万キロですから気が遠くなるような距離ですけれども、この無人の探査機がイトカワに到着して、今年六月にサンプルを持って無事に帰ってまいりました。これは世界初の快挙であります。
小惑星イトカワから物質のサンプルを持ち帰るため、七年間にわたって宇宙を旅してきた「はやぶさ」は、世界に誇り得る我が国科学技術の輝ける結晶であります。そして、「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルは日本各地で展示、公開され、国民の間に大反響を巻き起こしているのです。
特に、お尋ねのJAXAですが、これまで大変な実績を上げてきたことも事実でございまして、月の表側と裏側とで地殻の厚さや海の分布に明らかな非対称があること、これ月の二分性というらしいんですが、その発見をした「かぐや」であるとか、あるいは小惑星イトカワに着陸し、人類史上初めての地球圏外からの試料採取を試みている小惑星探査機「はやぶさ」など、その宇宙科学における世界的な成果というのはこれはきちっと正当に評価
しかし他方で、JAXAによる小惑星探査機の「はやぶさ」が小惑星イトカワまでは行ったけれども試料の採取に成功したかどうかは地球に戻ってくるまでまだわからないとか、その帰還時期についてもおくれているとか。月探査衛星LUNAR—A、これは月探査のための観測機器の開発が大幅におくれて計画も中止になったとか。あるいは、LNG推進ロケットは、開発期間の延長、予算が膨張し、計画が大幅に変更になっているとか。
日本の宇宙開発の技術は、御案内のように、あの小惑星イトカワ、これは大宇宙から見ればほんの点の、米粒のような、そこへ「はやぶさ」を軟着陸させる、こういう技術を持っておるわけでございます。これは、限られた宇宙予算、これもこれから伸ばしていかなきゃいけない分野だと思いますが、国際的にも高い評価がございます。